飲食店のガス開通
飲食店のガスは、業態によって使用量が大きく異なります。中華料理・ラーメン店は大火力で消費量が多く、カフェ・喫茶店は少なめ。本ページでは業態別の使用量目安と契約のポイントを解説します。
都市ガス vs LPガス(プロパン)
| 観点 | 都市ガス | LPガス(プロパン) |
|---|---|---|
| 主成分 | メタン(13Aが標準) | プロパン・ブタン |
| 火力(熱量) | 約11,000kcal/m³ | 約24,000kcal/m³(都市ガスの約2倍) |
| 料金単位 | m³ あたり | m³ あたり(都市ガスの約1.5-2倍) |
| エリア | 都市部の整備済みエリア | 全国(ガス管未整備エリアでも使える) |
| 初期工事 | ガス管接続工事が必要な場合あり | ボンベ設置のみ(工事少) |
| 厨房機器 | 都市ガス用機器を選ぶ | LPガス用機器を選ぶ(流用不可) |
業態別の月間ガス使用量目安
| 業態 | 月間使用量 | 主な消費機器 |
|---|---|---|
| カフェ・喫茶店(10-15坪) | 30-100m³ | 給湯・少量の調理 |
| 居酒屋(30坪) | 200-500m³ | ガスコンロ・グリル・給湯 |
| 焼肉店(30-40坪) | 300-800m³ | ロースター燃料(炭・ガス)・厨房 |
| ラーメン店(15坪) | 500-1,200m³ | 大型寸胴の長時間加熱 |
| 中華料理店(20-30坪) | 400-900m³ | 強火力中華レンジ |
| 定食屋(18坪) | 200-400m³ | ガスコンロ・グリル・ご飯炊き |
※ 都市ガス(m³)基準。LPガスの場合は熱量換算で約半分の使用量。
契約形態と料金プラン
- 業務用ガス契約: 月間使用量に応じて単価が変動。一定量以上で単価が下がる「業務用大口割引」プランあり
- 都市ガスの新規参入会社: 大手都市ガス会社(東京ガス・大阪ガス等)以外にも、新規参入のガス会社があり料金比較が可能
- LPガスの場合: 業者により料金が大きく異なるため、複数業者の見積もり比較が必須
開通までの流れ(都市ガスの場合)
- 内装工事完了の30日前までにガス会社へ申し込み
- ガス容量・契約形態の決定(厨房機器の総容量を確認)
- ガス管の引込工事(必要な場合)
- 厨房機器の設置 → ガス会社による開栓・点検(立ち会い必須、所要1-2時間)
- 開通完了 → 営業開始
注意点
- 都市ガスとLPガスは厨房機器が異なるため、物件のガス種を契約前に確認
- 強火力中華レンジ・大型寸胴を使う業態では、ガス管口径・容量の確認が重要
- ガス会社の月次メンテナンス契約(特に強火力中華レンジ)は安全運用のため推奨
- 料金プランは 東京ガス公式 等の公式サイトで最新情報を確認
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最終確認日: 2026-04-28